矯正歯科デメリット1 時間がかかる
矯正歯科の治療は歯の骨の代謝を利用し歯を動かすため、ある程度の時間が必要となります。
1ヶ月で終わりというようなことは基本的にはありません。
動かすスピードは1ケ月に1ミリ程度で、
これ以上無理に動かそうとすると歯に余計な負担をかけることになってしまします。
通院は1、2ヶ月に1回、1回あたりの治療時間は平均で30分から1時間といったところでしょうか。
平均治療期間は内容によりますが、2年間といわれていますが、個人の症状や治療法により大きく前後します。
このように歯列矯正治療の通院には時間がかかるため、歯並びを治したいという本人の強い意志の継続が必要となります。
矯正歯科のデメリット2 生活に影響が出る
最近では、クリアアライナーといった目立ちにくい透明な装置も使われてきていますが、歯の外側(唇側)に装置をつける場合、まったく人目につかないわけにはいきませんので見た目が悪くなります。
もちろん、最近は前歯は透明なブラケット(装置)が主流なので
一昔のような状態ではないですが、全く見えないということはありませんね。
また、1週間ほどで慣れていきますが、装置を着けたときの痛みや違和感はあります。
装置が邪魔になるため、歯みがきや、場合によっては食事がし辛いこともあります
(お肉などは食べにくいようです)
また、装置が外れてしまったときなどは、
頬の肉に当たった装置が口内炎を引き起こすこともあります。
もちろん、矯正歯科治療によって得られるものは
このようなデメリットなど比較にならないほど大きいものですが
こういった影響はわかった上で矯正歯科治療を始めるべきですね。
矯正歯科のデメリット3 費用がかかる
矯正歯科の治療は健康保険が適用されないため、
保険治療を主体とした一般歯科の治療よりも料金がかかります。
(もちろん、一般歯科でも自費診療はありますが)
いわゆる自費診療になりますので、歯科医院によって料金の設定は違いますが、
相場は30〜150万円ほどで、平均では70〜80万円かかる歯科医院が多いようです。
ただし、審美目的ではなく、機能障害を伴う先天性の咬合異常や、外科手術を伴う顎変形症の治療であれば健康保険が適用されますが、割合としては少数ですね。
ただし、矯正歯科治療は医療費控除の対象になりますので
矯正治療中のかたは担当医に、矯正治療を考えている方は相談時に聞いてみてください。